京都大学映画メディア合同研究室は、京都大学映画メディア合同研究室第2回シンポジウムの開催を以下のように決定しました。学内外を問わず、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要
1.会場 京都大学吉田キャンパス吉田南構内 総合人間学部棟1F 1102
2.日時 2022年10月2日(日) 9:00-18:30

※マスク着用、消毒、換気などの感染対策をおこなった上で、対面の開催とします。 参加者の皆様には、飲食時以外のマスク着用の徹底と手指消毒へのご協力をお願いいたします。
※基調講演のみハイブリッド形式(対面での講演+オンライン配信)となります。オンライン配信の視聴を希望される方は、基調講演の開始時間までに下記リンクより参加登録をお願いいたします。
基調講演Zoom参加登録
※会場での概要集の配布はありません。上記リンクにてPDF形式で公開しております。

京都大学映画メディア合同研究室 第2回シンポジウム開催のご案内

京都大学映画メディア合同研究室は、京都大学映画メディア合同研究室第2回シンポジウムの開催を以下のように決定しました。つきましては、本シンポジウムでの発表者を募集いたします。

  1. テーマ・開催要旨

京都大学映画メディア合同研究室シンポジウムは、京都大学映画メディア合同研究室が主催し、昨年度から開催しているシンポジウムです。若手研究者の交流の場を築くことを目的として、 研究室に所属する大学院生が企画・運営をおこなっています。第2回となる本年度のテーマは、「映像と記憶/記録」です。第1回シンポジウムでは、「ポスト・シネマの映像——ゆれる身体とメディアの今——」と題し、ポスト・シネマのメディア環境を身体との関係から問い直しました。 今回の第2回シンポジウムでは、映像を通じて「記憶」「記録」について考えます。

映画やテレビ、ネット上に投稿される動画などの映像は、過去や現在を「記録」することを通じて、私たちの「記憶」の形成に大きな影響を与えてきました。一方、私たちの「記憶」は、映像を通じて反復・変化しつつ、未来における「記録」の方向性を決定づけるものでもあります。例えば、 第二次世界大戦時に残された映像による戦争の「記録」は、現在にいたるまで私たちの戦争の「記憶」を決定づけています。一方、そうした戦争の「記憶」は、ドキュメンタリー/フィクションの別を問わず、戦後に製作された多数の映像を通して変化しながら、戦争の「記録」のどの側面を取り上げ、どの側面を捨象するのかという、現在の私たちの行動を規定しています。こうした「記憶」と「記録」の映像を通じた相互作用は、さらに、植民地主義や人種差別、セクシズムに代表される権力関係と結びつきながら、さまざまな時代と場所とで観察されるでしょう。今回のシンポジウムは、このような「記憶」と「記録」の相互作用について、映像を手がかりに議論し、考察を深めることを目的としています。皆さんのご参加をお待ちしています。

2. 開催日時

2022年10月2日(日)に開催いたします。

3. シンポジウムの構成

本シンポジウムは基調講演と個人研究発表の2部構成をとっています。
基調講演では、大阪大学人文学研究科准教授の東志保氏をお招きします。

4. 開催方式

発表者の方に京都大学へご来校いただき、感染対策のうえで、対面での開催を予定しております。発表者の方には交通費として1万円の補助がございます。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド形式で開催する可能性があります。開催方式の最終的な決定は9月初旬頃を予定しています。

5. 応募資格

シンポジウムにおける、個人研究発表者を募集します。応募資格は、映画研究・メディア研究を行っている若手研究者であること。応募時点で各大学院に在学する院生、ポスドク研究員のみならず、学外で研究活動に励む若手研究者も歓迎します。修士課程の方も、もちろん歓迎です。

6. 発表要項

6.1 発表内容

本シンポジウムのテーマに関係する未発表の研究に限ります。
※「テーマに関係する」という点については、広くとらえていただいて構いません。

6.2 発表形態

原則、対面での口頭発表とします。

6.3 使用言語

日本語もしくは英語。

6.4 発表時間

持ち時間は40分です。発表時間は20-25分、質疑応答時間は15-20分とします。
座長は本研究室担当教員の木下千花教授、及び仁井田千絵准教授が務めます。

7. 応募要領

7.1 応募書式

応募者は下記の応募フォームに記入し、メールにて所定の宛先(下記7.4参照)に提出してください。件名には、「京都大学映画メディア合同研究室第2回シンポジウム_研究発表要旨_ローマ字による姓」と記入してください(例:京都大学映画メディア合同研究室第2回シンポジウム_研究発表要旨_shimizu)。

7.2 応募フォームの内容

・発表者の氏名、所属(大学、研究機関、企業など)、連絡先(メールアドレス)

・発表タイトル

・発表要旨(日本語800-1000字、あるいは、英語400-500 words)

7.3 締め切り

2022年8月5日(金)必着

7.4 応募宛先

symposium.kyotofilmstudies.2022[at]gmail.com
※[at]を@に変更してください。

8. 審査

実行委員会が本シンポジウムの趣旨に鑑み、発表の採否を審査します。採否の評価は下記の区分とします。
(1)発表可、(2)部分的修正で発表可、(3)発表不可。

審査結果は8月中旬に応募者宛にメールで通知します。(2)部分的修正で発表可、の場合、結果通知から2週間以内に詳細な査読結果をお知らせします。

9. 研究室紀要への投稿資格

本シンポジウムの発表者は、発表内容をまとめた論文あるいは報告文を、京都大学映画メディア合同研究室発行の紀要『左岸:京都大学映画メディア研究』に投稿する資格を有します。投稿についての詳細はこちらをご参照ください。

10. お問い合わせ先

京都大学映画メディア合同研究室第2回シンポジウム実行委員会 symposium.kyotofilmstudies.2022[at]gmail.com
※[at]を@に変更してください。
※発表応募提出先と同様のメールアドレスです。

藤原萌(実行委員長)
内山翔太(副委員長)
清武燈(副委員長)
小田視希
國永孟
堀内大暉