修士課程

修士課程の入学試験は年に2回(9月と2月)行われます。
募集要項、入試説明会、過去の入試問題の入手方法などについては、大学の入試情報をご確認下さい。

1. 教員との面談方法

入学を検討されている方は、大学の入試説明会(4月と10月)に参加する他に、教員と個別に面談することもできます。面談を希望される方は、研究室のメール(kucms_admin@googlegroups.com)までご連絡下さい。

2. 参考資料の提出

口述試験の参考資料として、大学で指定されている出願書類とは別に、これまで書いた論文/レポートのサンプル(人文学の分野であれば、映画メディア研究以外の テーマでも可)の提出を求めることがあります。詳細については事前に指導を希望する教員に確認し、入試当日の1週間前までに研究室のメール(kucms_admin@googlegroups.com)まで送って下さい。

3. よくある質問

Q. 第1回(9月)と第2回(2月)の入学試験に違いはありますか?

A. 入試問題の形式、難易度などの違いはありません。ただし、第2回の入学試験では合格者定員の制限が厳しくなる場合があるため、可能な限り第1回の入学試験を受験されることをお勧めします。

Q. 研究生の受け入れはしていますか?

A. 研究生の受け入れは基本的に行なっていません。留学生で大学院入学を希望される方は、直接修士課程の入学試験を受験されることをお勧めします。

Q. 映画と社会の関係について研究したいと思っています。映画学と社会学、どちらを専攻したらいいですか?

A. 映画学と社会学は重なる部分も多くありますが、基本的に映画学の最終的な関心は映画または映画に関わる事象(映画作品、監督、俳優、産業、映画館など)、社会学の関心は社会の組織や制度(映画から分かる人種やジェンダーの問題、国民性の変化など)になります。どちらの方がより自分の関心に近いか、それぞれの分野の研究書や論文を読んでみることをお勧めします。同じことは、地域研究をはじめとした他の学問領域と映画学の関係についても当てはまります。

Q. 学部で映画の専門的な授業を履修したことがありませんが、大丈夫でしょうか?

A. 学部で映画研究を専攻している必要はありません。ただし、入学してから研究を行なっていくのに必要な基礎的な知識は、自分で学んでおいてもらう必要があります(その基礎的な知識が身についているかどうかをチェックするのが、入学試験になります)。何から勉強していいか分からない方は、まず下記の文献などを参考に、映画史と映画理論の基礎を学んで下さい。

・ ディヴィッド・ボードウェル、クリスティン・トンプソン『フィルム・アート-映画芸術入門』(名古屋大学出版会、2007年)
・ ルイス・ジアネッティ『映画技法のリテラシー〈1〉映像の法則』(フィルムアート社、2003年)
・ ルイス・ジアネッティ『映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック』( フィルムアート社、2004年)
・ 堀潤之・木原圭翔編『映画論の冒険者たち』(東京大学出版会、2021年)
・ 村山匡一郎編『映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』(フィルムアート社、2013年)
・ 四方田犬彦『日本映画史110年』(集英社、2014年)
・ 北野圭介『新版ハリウッド100年史講義-夢の工場から夢の王国へ』(平凡社、2017年)
・ ロバート・スクラー『アメリカ映画の文化史——映画がつくったアメリカ<上・下>』
 (講談社学術文庫、1995年、絶版)

博士後期課程

A. 博士後期課程から入学する場合

博士後期課程編入学試験は年に2回 ( 9月と2月 ) 行われます。
大学の入試情報を確認の上、必ず事前に指導を希望する教員に照会して下さい。

B. 本研究室の修士課程から進学する場合

修士論文の審査をもって博士後期課程進学の可否を判断します。
進学希望者は、修士論文の公聴会までに博士後期課程の研究計画書を指導教員に提出して下さい。
※研究計画書の書式は日本学術振興会特別研究員DCの申請書に倣います。提出済の申請書の写しあるいはその改定版でも構いません。