京都大学映画メディア合同研究室は、京都大学映画メディア合同研究室第6回シンポジウムの開催を以下のように決定しました。学内外を問わず、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要
1. 会場(予定) 京都大学吉田キャンパス吉田南構内 人間・環境学研究科棟地下一階 大講義室
2. 日程 2026年10月3日(土)

京都大学映画メディア合同研究室 第6回シンポジウム開催のご案内

京都大学映画メディア合同研究室は、京都大学映画メディア合同研究室第6回シンポジウムの開催を以下のように決定しました。つきましては、本シンポジウムでの発表者を募集いたします。

1.テーマ・開催要旨

 私たち京都大学映画メディア合同研究室は「運動、芸術」をテーマとして、2026年秋に第6回京都大学映画メディア合同研究室シンポジウムを開催します。

 「運動」と「芸術」という二つの言葉には、それぞれに豊かな意味が含まれており、それらが交差する地点には、驚くほど多様な解釈が現れます。

 まず「運動」という語に関して、映画をはじめとする映像メディアの芸術からみると、その写真と一線を画す本質は「運動」こそにあるという議論は、すでに多くの理論家によって示されてきました。カメラワークやミザンセーヌといった技術的側面においても、運動は常に表現の重要な要素であり、また身体のダイナミックな躍動から、さざ波のように揺れる葉に至るまで、運動は芸術が取り上げる題材の一つでもあります。さらにそのスクリーン上における運動する身体は観客の情動的反応を直接的に呼び起こします。すなわち、映像芸術の本質から、受容段階における身体的経験に至るまで、運動はメディアと芸術のあらゆる局面に遍在しています。

 一方で、「芸術」という言葉にも、単なる美学や作品論に留まらない複雑な射程を持っています。そもそも「アート(Art)」の語源であるラテン語の「アルス(Ars)」は、技術から学問に及ぶ広範な実践を指し示す概念でした。ここにおいて「芸術」は、人間が生み出す実践的な「ムーブメント」という意味の「運動」と、再び結びつきます。映画運動から政治運動に至るまで、人々は常に芸術によって触発され、芸術を通して誰かと繋がり、また芸術を利用して何かを変革しようと試みてきました。こうした行動を生み出す「運動、芸術」の関係性は、戦争や衝突に引き裂かれた今日の世界において、まさに検討すべき課題だと私たちは考えます。

 このように、「運動」は芸術そのものであり、芸術が伝える内容でもあり、さらには芸術が実践へと繋がり、社会と切り結ぶ接点でもあると考えられます。「運動、芸術」の関係は極めて複雑であり、それゆえに探求に値する深い価値に満ちています。

 本シンポジウムは、映画、テレビ、写真、SNS、AIなど、広く「メディア」とされるものを対象としながら、「運動、芸術」をめぐる多様な表象と構造について皆様とともに考え、議論を深めることを目的としています。こうした問題群をめぐり、有意義な対話を交わすことを願ってやみません。実行委員一同、多様な関心を持った若手研究者からのご応募をお待ちしております。

2. 開催日程
2026年10月3日(土)に開催いたします。

3. シンポジウムの構成
本シンポジウムは基調講演と個人研究発表の2部構成をとっています。
基調講演では、映像作家の小森はるか氏をお招きします。

4. 開催方式
発表者の方に京都大学へご来校いただき、対面での開催を予定しております。発表者の方には、旅行実費と1万円のうち、金額が低い方の交通費補助がございます。

5. 応募資格
シンポジウムにおける、個人研究発表者を募集します。応募資格は、映画研究・メディア研究を行っている若手研究者であること。応募時点で各大学院に在学する院生、ポスドク研究員のみならず、学外で研究活動に励む若手研究者も歓迎します。修士課程の方も、もちろん歓迎です。

6. 発表要項

6.1 発表内容
本シンポジウムのテーマに関係する未発表の研究に限ります。
※「テーマに関係する」という点については、広くとらえていただいて構いません。

6.2 発表形態
原則、対面での口頭発表とします。

6.3 使用言語
日本語もしくは英語。

6.4 発表時間
持ち時間は40分です。発表時間は20-25分、質疑応答時間は15-20分とします。

7. 応募要領

7.1 応募書式
応募者は下記の応募フォームに記入し、メールにて所定の宛先(下記7.4参照)に提出してください。件名には、「京都大学映画メディア合同研究室第6回シンポジウム_研究発表要旨_ローマ字による姓」と記入してください(例:京都大学映画メディア合同研究室第6回シンポジウム_研究発表要旨_shimizu)。

7.2 応募フォームの内容
・発表者の氏名、所属(大学、研究機関、企業など)、連絡先(メールアドレス)
・発表タイトル
・発表要旨(日本語800-1000字、あるいは、英語400-500 words)

7.3 締め切り
2026年8月1日(土)必着

7.4 応募宛先
symposium.kyotofilmstudies.2026[at]gmail.com
※[at]を@に変更してください。

8. 審査
実行委員会が本シンポジウムの趣旨に鑑み、発表の採否を審査します。採否の評価は下記の区分とします。
(1)発表可、(2)部分的修正で発表可、(3)発表不可。

審査結果は8月上旬に応募者宛にメールで通知します。(2)部分的修正で発表可、の場合、結果通知から2週間以内に詳細な査読結果をお知らせします。

9. お問い合わせ先
京都大学映画メディア合同研究室第6回シンポジウム実行委員会
symposium.kyotofilmstudies.2026[at]gmail.com
※[at]を@に変更してください。
※発表応募提出先と同様のメールアドレスです。

髙野志歩(実行委員長)
黄婷蔚(副委員長)
小坂涼(副委員長)
石川寛之
王丹穎
姜信栗
松田慎之介
沖田航平